買い物・宅配代行サービス「ポストメイツ(Postmates)」とは?【米国で話題】

今回は最近米国でとても話題になっている買い物・宅配代行サービス「ポストメイツ(Postmates)」の簡単な仕組み、使い方、ビジネスモデルについて実際に米国での経験に基づいて紹介します。

ポストメイツとは南・北カリフォルアを中心に全米で話題になっている、買い物・宅配代行のシェアリングエコノミー系のサービスです。社名のPostmatesは「郵送する」という意味のpostと、「友達[英]」という意味のmatesに由来します。ポストメイツはスタートアップサービスの中心地、サンフランシスコにその本社を置く2011年に誕生した会社です。

ポストメイツと既存の宅配サービスには2つの大きな違いがあります。ポストメイツは、FedEx(フェデックス)やUPSなどの米国内大手宅配会社ではこれまでカバーされていなかったスーパーマーケットや商店での買い出し・宅配代行、に加え、レストランでのテイクアウト(お持ち帰り)の宅配代行を行います。

ポストメイツと従来の宅配サービスの2つ目の大きな違いは、宅配をするのはフルタイムの従業員ではなく、空いた時間にお金を稼ぎたい学生などを中心としたパートタイマーです。ポストメイツではオンラインでの簡単な手続きとバックグランドチェックだけで働き始めることができます。配達員は車や、バイク、自転車などを使い配達を行います。

ポストメイツの使い方

ユーザーは無料のポストメイツの公式モバイルアプリを通して近所のポストメイツに登録されたレストランから注文をすることができます。ユーザーは好みやアレルギーなどに合わせてレストランでの注文の細かな指定もアプリ上で可能です。通常ユーザーは品物の代金に加えて、3.99ドル(約400円)をサービス料として支払います。米国はチップの文化が根強いのでユーザーは注文した品物が届き、満足した場合は配達をしてくれた人にはチップも支払います。ユーザーは月額10ドル(約1000円)を支払いPostmate Plus Unlimitedに登録することで、25ドル(約2500円)以上の注文時のサービス料の支払を免除することができます。

(記事内の価格は執筆時の物で現在は異なる場合があります。)

配達員としてポストメイツを使う

オンラインでのソーシャルセキュリティーナンバー(社会保障番号)の提示と簡単なバックグランドチェックを済ませるだけでポストメイツの配達員として働き始めることができます。スマートフォンさえあれば、誰でもいつでも始められ、いつでも止められる手軽さから、学生のアルバイトや副職として非常に人気があります。配達員は登録が完了すると郵送でポストメイツからバッグとクレジットカードを渡され、そのカードを使い注文された品物を購入するのに使います。その為配達員は自分でお金を建て替えることはもちろん、一切の現金のやりとりをする必要なく安全に配達を完了できます。UberやLyftの運転手とは違い、顧客とのトラブルも最小限なのも魅力です。忙しい時間帯と地域を見極めて効率的に仕事をこなすことで、人によっては週に500ドル(約5万円)ほどを稼ぐことも可能だと言われています。

配達員として承認されると受け取れるカードとバッグ

まとめ

ポストメイツはユーザーが自宅にいながらに品物を受け取りできるだけでなく、出前サービスを持たない小規模なレストランへ新たな機会と顧客をもたらします。また気軽にできる配達員としての仕事を人に与え雇用の機会を作り出します。米国では既に同じようなサービスにDoorDash、GrubHub、UberEATSなどがあり、今後の競争の激化も予想されます。レストランでの外食文化が米国ほど盛んでない日本ですが、すでに人々に認知されている大手コンビニやチェーンレストランなどとうまく提携することができればポストメイツのような宅配代行サービスの爆発的な普及は十分に起こり得るかもしれません。

Postmates 公式サイト
http://postmates.com

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