パルクールのプロになる・仕事をする方法

パルクール(フリーランニング)を真剣に、長く続けている人なら誰しも「どうすればパルクールを仕事にすることができるか?」別の言い方をすれば、どうすればパルクールのプロになれるか、またはパルクールを通じてお金を稼ぐことができるかということを一度は考えた、もしくはいつも考えているかと思います。今回は僕が2009年にパルクールはじめてから見てきたトレイサー(パルクールをする人)から学んだパルクールを仕事にする方法を紹介しようと思います。この記事ではどうすればパルクールがうまくなれるかではなく、どうすればパルクールを他の人に興味を持ってもらい、そしてパルクールをキャリアとして仕事にする方法に焦点をおいて話していきたいと思います。

パルクールを好きになる

まず、パルクールを仕事にするにはパルクールを好きになることが大前提です。パルクールを好きでなければ、他の人に興味を持ってもらうために厳しいトレーニングを重ねてかっこいい動画を定期的に作るということはなかなか難しいです。パルクールを好きでなければ、外国語を必死に勉強して情報を探しに行くこともなかなか自ら進んでできるものではありません。いろいろな考えを巡らせ良いアイディアが浮かぶようにするためには、やはりパルクールを好きになり、常にパルクールのことを考えていることがとても大切です。

他のビジネスモデルから学ぶ

次に、ある一つの競技を「仕事」とする時にするべきことは他のビジネスモデルから学ぶことです。パルクールであれば、エクストリームスポーツの分野、具体的には、BMX、スケートボードビジネスからかなり多くのことを学ぶことができると思います。実際に、イギリスのStorrorというチームは、若者のスケートボーダー文化の影響を大きく受けていることが彼らの作っている動画や販売しているアパレルのスタイルから見ることができます。学ぶことはスポーツの分野だけでなく、他のどんな分野からでもできます。例えば、日本人なら誰でも知っているけん玉は数年前から海外のトレイサー、スケートボーダー、そして多くの若い人たちの間でかっこいい若者の文化として流行になっています。こういった他の人たちによる他の競技や活動から、どのような物品を販売するか、サービスを提供するか、そしてどのような人がパルクールに興味を持ってくれるかを学び、考えることがパルクールでのビジネスモデルを形成するためにとても重要です。

YouTubeに動画を載せる

パルクールというのはインターネット上、特にYouTubeに動画を載せるという行為と共に広まり、大きくなった文化です。自分の動画が広まればその動画に広告をつけて広告収入を得ることができます。また有名になった動画を通じてメディアからの注目も集め、映画、テレビなどのメディア出演などの機会を増やすきっかけにもなります。パルクールのパフォーマーになりたければYouTubeに動画を載せて有名になることは最も大切なことの一つであると言えます。

ウェブサイトを運営する

YouTubeに動画を載せてもし有名になれば、ウェブサイトを運営することは次のステップとしてとても重要です。例えば、ウェブサイトがあればYouTubeであなたの動画を見て仕事を依頼したい人はより簡単にあなた、またはあなたのチームに連絡をとることができるようになります。Google検索からのメディア依頼も無視することはできません。またウェブサイトを通してTシャツなどの物品を販売することは現在のパルクールビジネスの大きな役割となっています。実際僕自身も、数年前にパルクールのウェブサイトを運営していて、自身でデザインしたパルクールのTシャツを販売していました。ウェブサイトを持つことで、パルクールに関した情報を発信し広告収入を得ることもできます。

パルクールアクション俳優・パフォーマー・チームになる

パルクールのアクション俳優になるのはもっとも憧れられていて、同時にもっとも難しいキャリアでもあります。パルクールアクション俳優になるためには、容姿が良いだけでなく、日々新しい動きを練習することが大切です。必要に応じて、演技、ダンス、格闘技などのスキルも磨く必要があります。現在日本ではZenくんがもっとも成功しているパルクールアクション俳優(パフォーマー)です。彼は今では日本だけでなく、海外の大会でも活躍し、海外のメディアにもたびたび取り上げられるほどに有名なパフォーマーです。パルクールのパフォーマーになるためには幅広い人とコネクションを持ち、そして自分自身をインターネットなどを通じて常に発信していくことが大切です。個人のパフォーマーとしてだけでなくチームや団体として活動することも仕事の依頼を増やすことにつながり、お互いにチーム内で高めあうことにもつながり大変効果的な選択であると言えます。先述したイギリスのStorrorなどは、チームとしてのYouTubeでの活動が広く知られています。もし海外のチームなどが来日した時などには積極的に彼らと関わり、国際的なチームや団体に在籍し日本の代表となることも成功への一つの方法です。

コーチになる

もしパフォーマーとして活躍することが難しいのであれば、人にパルクールを教えることはあなたにとって最適のキャリアになるかもしれません。残念ながら2016年現在の日本国内では、あまりパルクールを教られる場所は多くはありませんが、体操教室や、宙返り・ダンスなどを教える小さなスタジオにもパルクールのコーチとして働く機会はあるのでそういった場所を探してみることも一つです。

パルクールジム(パーク)を運営

もしパルクールのコーチになる場所がないのであれば、自分がコーチになれる場所を作ってしまうのも方法です。と、言うのは簡単ですが、現状では現在日本にはTempest Freerunning Academyのようなパルクールを専門としたジムはありません。ですが、正しく市場の調査と資金の調達を行えば、もちろんそれは日本国内ででも不可能なことではありません。海外では資金を集めるために、Kickstarterなどのクラウドファンディングを通して、人に投資をしてもらうこともよくあることであり、そういったサービスを使うことはジムを作るために近道になるかもしれません。多くの人にパルクールを安全に練習し交流する場所を与えるパルクールジム運営は、プロのパフォーマーになることに次いで現在世界中の多くのトレイサーの夢であり魅力的なキャリアです。

イベントを開催する

飲料メーカーのレッドブルはたびたび「RedBull Art of Motion」などのパルクールのイベントを開催しています。もしパルクールのジムやパークを運営するようになれば、運営するジムで独自のパルクールの大会を定期的に開き、それを通じてメディアの注目を浴びることもあるかもしれません。または参加者からイベントへの参加料を集めることもできます。

まとめ

最後に、僕が今住んでいるアメリカのロサンゼルスでは年齢にかかわらずかなり多くの人がパルクールまたはフリーランニングという言葉だけなら知っています。それに比べると日本のではまだまだ知名度の低いパルクールですが、地道に努力していくことでかならず必ずパルクールは有名になります。この記事が日本の、また世界のパルクールを盛り上げるために役立てば幸いです。記事に関する感想などがあれば是非コメント欄までお寄せください。長い記事ですが読んでいただきありがとうございました。

Photo by Andrew Magill (CC BY 2.0)

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